【懐ゲー紹介】一匹のヤモリがTVの中で大冒険!?あの「チャー研」界隈にもネタにされたPSソフト『スピンテイル』
どうも。ここ数年TVをまともに見てないMIDLIFEです(スポーツの世界戦はしばしば見ます)。
芸能界の著名人たちが言うように「昨今のTVは規制がひどくなっている。昔ほど馬鹿で笑える番組がない。」と憂いている方もよく見かけます。
ギルガメッシュ時代のようなエロスも地上波では規制され、遠藤憲一さん主演の「湯けむりスナイパー」や高橋克典さん主演の「特命係長 只野仁」シリーズを最後に過激なお色気は見なくなりましたねー。
個人的には、子供の頃に見た「サルヂエ」や「IQサプリ」のようなIQクイズ番組も、「トリビアの泉」や「ナニコレ珍百景」のような身の回りにある新しい発見ができる番組も消え、「昔は~」と懐かしむ事しかできなくなりました。
世に言う<ポリゴンショック事件>の過ちから生まれたとされる「TVから離れてみてね」というテロップ。今は皆違った意味で離れてしまっています。
こんな長い前置きはさておき…
まだ「TV」に夢や憧れがあった時代、こんなゲームも生まれました。
『スピンテイル』
ジャンル | 3Dアクション |
機種 | PlayStation、NINTENDO64、ゲームボーイカラー、PC |
開発元 | クリスタル・ダイナミックス |
発売元 | バンダイ |
発売日 | 1998年1月31日 |
定価 | 6,264円 |
原題は「Gex: Enter the Gecko」。知る人ぞ知る「GEX」シリーズの第2作目です。
『ゲックス』(GEX)は、1994年にクリスタル・ダイナミックスが開発した、同名のヤモリの主人公のキャラクター、ゲックス(GEX)が活躍する、テレビゲームの2Dアクションゲームのシリーズ及びキャラクターの名前である。なお、題名のゲックス(GEX)とはヤモリの英名であるゲッコー(Gecko)から因んでいる。BMG Interactiveから3DOで発売され、後にセガサターン、PlayStationからPCでも発売された。日本でもBMGビクターより、3DO、セガサターン、PlayStationにて発売され、コアな人気があった。また続編も多数出ており、ゲックス関連の本も多数出ている。ゲームの主人公のゲックス(GEX)はクリスタルダイナミックスのマスコットキャラクター的存在にもなっていた。
<要素>
テレビ好きのヤモリのゲックスは、家でテレビを見ていたらテレビの中の世界に引きずり込まれ、テレビの国「メディアワールド」の5つのワールドのステージを進む為、敵を倒しながら、リモコンを探し進み、テレビの国「メディアワールド」を支配する「悪の帝王レッズ」をやっつける…と言う内容である。
主人公のゲックスはヤモリなので、舌を伸ばしたり、壁や天井に張り付いて移動したり、尻尾で攻撃したりなど、ヤモリならでの行動をするのが特徴である。ゲックスの声はコメディアンのDana Gouldが担当していた。(wikipediaより引用)
・テレビの中がステージで、リモコンを探すのが目的。
・ヤモリならではのアクション。
・主人公がしゃべる。
・フルポリゴンの多彩なステージの数々!
「スピンテイル」の主人公の名前はレノ。「GEX」と同様テレビが好きで、「リモコンを探す」というミッションを遂行するにあたって「テレビモニターの中を自由に動き回れる能力」を身に付けた。「ゲックス」としての声は米コメディアンのDana Gould氏だが、レノの声(日本語CV)は同じくコメディアンのせんだ光雄さん。(左:Gould氏、中:せんだ氏、右:レノ)
せんだ光雄さんについてお話しすると、ロシア連邦サハリン州ホルムスク生まれの東京都育ちで、1970年代にラジオ番組・テレビ番組の人気司会者となった。「ナハッ」などのギャグや「せんだみつおゲーム」などで今も知られています。6つの別名義をお持ち。
そしてこの方について「へぇ~」って思った衝撃の事実が2つありました。
一つ目は、ビートたけしさんの「ナハッナハッ(タケちゃんマン)」や「コマネチッ」は、ラジオのネタを考えていたビートたけしさんがせんださんのギャグを真似したもので、さらに元々「ナハッ」は、マルチタレントの湯原昌幸さんのギャグをせんださんが真似したものだとか。(ビートたけしさんはせんださんから、一つのギャグを5000円で購入したそうです。)
二つ目は、「あけおめ」という言葉を初めて使った芸能人という説。1981年正月のラジオ番組で「今年はこの言葉をはやらせる」と言って連発していたらしいのですが、当時は流行らなかったため、ELTの持田香織さんが「CDTV」で発したのが最初だと認識している人もいるという事です。
最近では、月曜名作劇場「新・十津川警部シリーズ1 伊豆・下田殺人ルート」(2017年1月23日、TBSテレビ) の田中祐介役として出演されていました。このドラマについては今「あるお報せ」がありましたね…。
で、ステージを進行中に事あるごとにレノが喋りかけてくるんですが、Gould氏の方ではカッコいい声で面白い話が聞けたりする割に、せんだ氏の方だと…
「夏だ!海だ!沖縄だ!那覇!ナハ!ナハ!」
「私よりも人気のあるタレントは・・・消えろっ!」、
「はいはいはい!お父さんとお母さんは部屋の端っこで寝てね!おや、すみ!」
「車もローン、家もローン、世田谷のローンレンジャー!」
etc.
…とまぁ、ゲームの雰囲気ぶち壊すわほとんど関係ない話やギャグをかますわで、これはこれで面白みがあります(笑)。
ある日、レノは優雅にテレビを見ていた。
レノ
そこに現れた二人の政府の役人…
政府の役人
彼らは悪の帝王レッズの復活をレノに知らせるとともに、レノに救いを求めた(やや強引に)。
悪の帝王レッズ
どんな脅しにも屈しないというレノだが、それなりの金額を積まれ、とりあえずレッズ討伐のミッションを引き受けることにした。
レノはテレビモニターの中でリモコンを探し回りながら、レッズの元に迫っていくのだった…。
洋ゲーならではの質感というのが出てますね。3Dなのによくある凹凸の無い薄っぺらい「2Dじゃん!」って言いたくなるような箇所もさほど目立ちません。フルポリゴンですからね。一つ一つのオブジェクトの色合いも素敵です。「ここに行ってみたい」と思える雰囲気もあり、実際にテレビの中に入れるレノが少し羨ましい。
このゲームでは「アニメ」、「ホラー」、「カンフー」、「SF」、「恐竜時代」などなど、様々な「チャンネル(ここでいうステージ)」があり、そのステージの雰囲気にあったBGMが流れます。
アニメ
ホラー
カンフー
SF
恐竜時代
一つのチャンネルに2つ3つルートが存在するものもあります。それぞれのルートはチャンネルに入ったときに表示されます。ゴールは「赤いリモコン」の映ったテレビ。そのルートのゴールではないゴールに入ってもOKです。
ちなみにステージには「金のリモコン」が手に入る「ボーナスステージ」や「ボスステージ」も。この二つは最初からあるわけでなく、ある特定のリモコンを一定数獲得すると出現します。
金のリモコン
ボーナスステージ
ボスステージ
「金のリモコン」だけでなく、ステージ中のアイテムを一定数取ったりどこか隠れた場所に行くと現れる「銀のリモコン」も必要になる場所もあるので、積極的にGETしましょう。
テレビ番組内に音を付ける仕事があるように、テレビにとっては音による「雰囲気作り」は欠かせないものですよね。
一つのステージの中でも例えば「アニメチャンネル」だと、岩が転がってくる場面やグランドキャニオンの様なコースに入った途端に、その雰囲気に合ったBGMに変わります。
~♪
ゲームとしてはここの拘りがあるかないかでだいぶ評価が違ってきますよね。今やっても充分楽しめると思います!(‘ω’)ノ
☆そのステージのBGMが一部に人気を博したこともあり、ニコニコであの「チャージマン研」とコラボさせたMADが投稿されました。
Youtubeにも検索したらあるかもしれません。
日本ではマイナーなゲームが、こういった形で使われると一部の人間は少し喜ぶ。
<余談>
このゲームをやってみると分かりますが多分「007」のオマージュかなーという所がちらほら…(笑)。
そんでもってチャンネルに入ったときそのサブタイトルのようなものもありまして、日本タイトルだと「鉄子の部屋」とか、「おいしくない結婚」など、どこかで聞いたことあるようなものも見れます。遊び心としてはいいかもしれませんね~。
これで紹介を終わります!
ナハッ
投稿者プロフィール

-
年齢:20代
性別:男
趣味:作曲(DTM)、イラスト、スマホアプリ(特に脱出ゲーム)
最新の投稿
コラム2017.05.02「コピペや言い回し改変などの【パクリ記事】で月収300万を稼いでいた男」の記事への感想
コラム2017.05.01皆がメーデーメーデー騒いでる中で「語彙力・読解力検定」にミニチャレンジしてみた
未分類2017.04.30「日刊ニートオンライン」と記事にするジャンルについて確認
Twitter2017.04.29「ニコニコ超会議2017」が開催される